ザ・コーチ -最高の自分に出会える『目標の達人ノート』-を読んだ
「1日30分」を続けなさい!に目標設定の話が出ていたのですが、具体的にどうやって目標を設定したらいいのかわかりませんでした。なので、目標設定について参考になればと思い本書を読んでみました。
小説のような書き方になっていて、主人公と一緒に目標設定について学ぶことが出来る本です。
「目標」という言葉の意味や、どのように目標を設定して活用していけばいいのか、ということがわかりやすく書かれていました。
- 作者: 谷口貴彦
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/05/31
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
「目的・ゴール・目標・夢・ビジョン」の意味
- 目標を掲げる人は多いが、本当の意味で目標を活かしきっている人は少ない
- 目標とは何かについて学習をしていない。学校では教えてくれない
- 目的
- 成し遂げようと目指す事柄
- ゴール
- 目的のための最終的な目印
- 目標
- 目的を達成するために設けた目当て
- 目的に向けての目印
- ゴールまでの途中の目安や通過点
- 夢
- 将来実現させたいと、心のなかに思い描いている願い
- 目標ではなく、あくまでも願望
- ビジョン
- 将来あるべき姿を描いたもの
- 頭のなかで思い描いた光景を見るだけで感情が湧くもの
- ゴールに向けて行動するための強化剤
「目的・ゴール・目標・夢・ビジョン」という言葉の意味について考えたり調べた事はありませんでした。
今までは、何となく「目的=ゴール=目標」だと思っていましたし、「夢」は壮大なものでないといけないと思っていました。
「目的、ゴール、目標」の3つが揃って初めて目標をたてることの効果が生まれるそうです。今まで何となく立てていた「目標」が守れていなかったのは、「目的、ゴール」を考える事をせずに「ノルマ」として「目標」を考えていたからかもしれません。
本書では、”「夢」を書き出してその中からどうしても実現したいと思う事について、「目的、ゴール、目標」を決めて行動を初めて見ると良い”とありましたので、夢(願望)を書き出すことから始めてみようと思います。
「目的・ゴール・目標・夢・ビジョン」を明確にして行動していくことで得られる恩恵
- 共感者や協力者との出会い
- 人間的な成長
- 人生で見る景色が変わる
他にも沢山ありました。いいことしかないじゃないか!本当かなぁ。。
自分のやるべきことを明確にして行動していくので、ゴールを目指す過程で成長していけるという事だと思います。
自分の信じる道を突き進んでいる人は魅力的ですよね。
何事も行動してみないとどうなるかわからないな、と改めて思いました。
「目的・ゴール・目標・夢・ビジョン」の設定
- 生きがいや、やりがいにつながる目的とゴールをセットで設定
- 目的はゆるぎなく、ゴールを手にする方法は無限にあると知り目標は柔軟に
- 目標≠ノルマ(行動計画)
- 目標はあくまでも通過点
- ゴールを構成している要素を分解し、期日・量・基準を盛り込んで目標を立てる
- ゴールや目標を表す言葉は、自分の価値観に合う言葉で表現
- 自分の行動特性を見極めて行動計画を立てる
目標設定から行動計画の立て方まで、具体的な方法が書かれていました。
一番上に目的を置いた「ゴールツリー」を作り、その下に目的達成のために必要な複数のゴール群、さらにゴール群の下にそれぞれのゴールを細分化した要素群がつながります。
まとめ
とても読みやすい本でしたし、「具体的にどうやって目標を設定し、行動にうつしていくのか」という問に対するヒントが得られました。
「1日30分」を続けなさい!の目標設定の話と重なる部分も多く、本書を読んだ上で読み返すとまた新しい発見ができそうです。あとは行動あるのみ。。。全てを実践しようとすると結構時間がかかりそうですが。
本書の主人公は、3年後に新しい山(目的・夢)が見え、5年後に本をだします(!)。主人公の成長と、物語の最後のシーンに涙しました。